出版社内容情報
培養苗の成長促進、苗質向上、低コスト化を実現にした無糖培養法、その研究の内容と過程を学生や一般向けに紹介。培養器内の微細環境を人工生態系のモデルとらえることで、その視点と方法は地球生態系研究へと発展。
内容説明
本書は、培養環境の特性と培養植物の生理特性の解明、培養植物の光合成機能を最大限に活かした光独立栄養培養法(培地に糖を添加せず、光合成だけで培養植物を成長させる、無糖培養法)による培養苗大量生産システムの開発の研究の内容と過程を紹介した。
目次
第1章 「苗生産」からみた現在の植物組織培養技術
第2章 無糖培養・環境調節による培養苗生産の新段階
第3章 無糖培養法が拓く世界―培養器環境から地球環境へ