出版社内容情報
アレロパシーは植物が放出する化学物質が他の生物に及ぼす阻害的あるいは促進的作用。自然界や耕地生態系でのアレロパシーから、雑草や病害虫防除への利用の可能性まで解明する。アレロパシー物質の検定法も紹介。
内容説明
アレロパシーは植物が放出する天然の化学物質が他の生物に、阻害的あるいは促進的(共栄的)な何らかの作用を及ぼす作用のことをいう。本書では、他感物質やその作用機作、自然界や耕地生態系でのアレロパシー作用、アロレパシー作用の強い植物利用の試みと可能性を紹介した。
目次
第1章 アレロパシーとは何か
第2章 生態系とアレロパシー
第3章 作物や雑草とアレロパシーの関連
第4章 アレロパシー植物の作用と利用
第5章 アレロパシー研究の展望と新たな問題点
別章 アレロパシーの証明、検定方法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
61
面白かった。 巻末資料、相性の良い植物の組合せ、も。ほうれん草とオランダ苺、キャベツとトマト、とかね。 今では悪名高いピサロがインカから持ち出さなかった有用植物もまだまだある。ヤムビーンやらオカやら。 農学から見た”怒りのぶどう”の原因、みたいな話も2023/05/16
えりまき
16
2023(164)上橋菜穂子さんの「香君」関連。アレロパシーとは「ある植物から放出される化学物質が、他の植物や微生物に何らかの影響を及ぼす現象」。レンゲ畑、懐かしい。ヒガンバナに感動。畦畔に植えてモグラによる穴を防ぎ、畦畔が崩れるのを防ぐ。飢饉のときには有毒を除去し食用にしていた。さらにヒガンバナは日本在来のものではなく、中国渡来のもので、農民が畦畔を守るために積極的に植えたらしい。さらにさらに、有毒を含むので子供が誤って食べないように、別名曼殊沙華(死人花)として危険な植物として教えられてきたと。 2023/06/10
nobara
0
図書館で借りた本。
ごえもん
0
途中で断念してしまった… やはり知らない植物の名前が出て来ると興味が下がる⤵️ でも色々と植物同士で影響し合っている事は分かった。2023/10/18