自然と科学技術シリーズ<br> 風土と環境―その視座のちがいから農耕を考える

個数:

自然と科学技術シリーズ
風土と環境―その視座のちがいから農耕を考える

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年05月20日 16時40分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784540880759
  • NDC分類 615
  • Cコード C3061

出版社内容情報

科学の対象としての〈環境〉と、人も作物も生きる場としての〈風土〉とを峻別し、農家の技術を支える風土認識の復権を唱える。風土を映しだす作物の〈かたち〉とその内面に着目しつつ風土を創る技術の構造を追究。

内容説明

風土のもつ一つの側面は、地域の条件を映しだす仕組みとしての生態的均衡系である。そこには、特定の方向に変化しようとする力=作用と平衡に戻ろうとする自然の力が総合的に働いている。この定常的な開放系として働く作用をどうとらえ活かすか、そこに農耕技術の本質がある。しかし、近年の作物研究の趨勢はそのことを忘れ、環境を要素・要因に分解し作用との関係をみる思考が支配的になっている。そこには、要素間の関係以外に作物をとらえる術はなく、作物の主体的行動を風土の中にみる視点はない。

目次

第1章 “風土”と“環境”―その視座のちがいから農耕を考える
第2章 風土を映しだす作物の〈かたち〉
第3章 コンニャク自然生栽培は語る―風土認識の結晶
第4章 砂丘畑を垣間見て―風土をつくる技術とは
第5章 技術を構想する論理―汎技術と個別技術

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

里のフクロウ

0
農学者としての著者が科学に基づく技術が耕地生態系の破壊を招いている現実に農学の在り方を問おうとするものである。問題としているのは自然現象に対する認識である。科学は分析的であり主格が我にあることからする限界がある。自然は総体であり、それをそれとして捉えることと主格を作物に置くことを提唱している。具体的は農業を風土の中に位置づけることと風土を通して作物の形を捉えることとしている。テーマは科学哲学に属することである。日本ではこの種議論は低調であると聞いている。ましてや農法に至っては稀有な議論であり貴重である。2017/09/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2250238
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。