内容説明
各作物ごとに、原産地と伝播、作物としての特徴、生産・流通の現状と課題、生育と生理・生態、栽培の考え方と実際、経営や作業の特徴などポイントを押さえて解説。イネ、麦類、豆類、いも類、雑穀に加えて、油料作物(ナタネ、ヒマワリ、ゴマ)、し好作物(チャ、タバコ、ホップ)、糖料作物(テンサイ、サトウキビ)、繊維作物(イグサ、ケナフ)まで掲載しており、素材事典としても便利。イネでは栽培方法に加えて、生育診断や、収量の成り立ちとその解析まで親切に解説しており、イネつくりだけでなく他の作物の基礎としても役立つ。
目次
第1章 作物の生産・利用と食料
第2章 作物特性と作物生産
第3章 イネ
第4章 麦類
第5章 豆類
第6章 いも類
第7章 各種作物
著者等紹介
堀江武[ホリエタケシ]
京都大学大学院農学研究科教授
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感想・レビュー
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shin_ash
4
農業を学ぶ必要があったので読んでみた。実際に土を弄りながら暮らしている訳ではないのでピンとこないところも多いが、比較的噛み砕いて説明している印象はある。業界の慣習なのか「大和言葉」っぽい言い回しが多く年の表記は元号なのでイマイチ感覚には合わない。またレイアウトが雑でズレたところに図表があり大変読み難い。最たるは全編モノクロだが「カラー口絵参照」と説明している。そう言うテキトー具合も含めてこう言う業界なのかも知れない。研究が進んでいない訳ではないだろうが図表は1940年前後が多い印象で裏を返せば基礎的知2023/06/12