現代アメリカ社会とパーソンズ

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現代アメリカ社会とパーソンズ

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784535576865
  • NDC分類 361.253

内容説明

本書は、時論的性格をもつパーソンズの現代アメリカ社会論を分析対象とすることによって、従来のパーソンズ研究の欠を埋めようとする、一つのささやかな試みである。そのため本書においては、パーソンズの時論的認識と理論的認識との統一的理解に、意を用いたつもりである。

目次

第1章 第二次大戦とパーソンズの行動(大戦勃発時のアメリカ社会;「アメリカ防衛・ハーヴァード・グループ」とパーソンス)
第2章 大戦期パーソンズの社会認識(ナチズム論;アメリカ社会把握;対独・対日占領政策論;第二次大戦とアメリカ的社会科学)
第3章 多人種社会アメリカとパーソンズ(アメリカ的価値体系と「包摂」のパラダイム;ユダヤ系移民の包摂問題;カソリック系移民の包摂問題;パーソンズ学の基本的性格)
第4章 黒人問題とパーソンズ(黒人の包摂問題;教育における黒人問題;「積極的差別解消策」と晩年パーソンズ;黒人と貧困問題)
第5章 現代アメリカ社会の統合理論(アメリカ社会の統合構造;ウォーターゲート事件にみられる統合過程;アメリカ社会の価値変動)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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アメリカの社会論や論の批判的な検討も展開していて非常に面白かった。パーソンズは大学の人にとどまらず第二次世界対戦のなか国民統合のための理念の考察や、敵国の国民性の分析をになう機関の所長をに担いその活動のなかで社会システム論を形成していったことを説得的に論ずる。天皇制についても過度の体制変換は徒に反発を強めるとして廃止に反対したなど日本とも無関係ではない。社会の安定化を重要視しそれを支える法体系を根本にすえ、アメリカにおいては建国の理念たる民主主義、人種差別やウォーターゲート等の政治腐敗に対し積極的に発言2015/09/12

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