出版社内容情報
相対性理論は光や重力、量子といった最先端科学を理解するための道具。しかし、数式で理解することは難しい。本書は、「絵解きやことばで説明されるだけでは物足りない」「きちんと数式で理解したい」という人をアインシュタイン方程式の世界に導いてくれる。
内容説明
この美しい方程式の中に、アインシュタインの考えた「究極の理論」が隠されていた!特殊相対性理論からリーマン幾何学、テンソル、そして一般相対性理論へ。
目次
第1章 波を知らずして特殊相対性理論は語れない
第2章 新しいブドウ酒の出現―堪えられない古典理論
第3章 特殊相対性理論の誕生―新しいブドウ酒は、新しい革袋へ
第4章 避けて通れないリーマン幾何学
第5章 空間の曲がりを表わす方法
第6章 テンソルとして表現される物理量
第7章 「テンソル」と「リーマン幾何学」が結びつく
第8章 一般相対性理論の具体的で重要な成果
著者等紹介
一石賢[カズイシケン]
本名、金子守宏。1957年生まれ。立命館大学理工学部数学物理学科卒業。金子システム研究所代表。現在、翻訳、各種ソフトウェアの開発およびサイエンスライターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Keita Hanawa
1
大学生初年度向けということで、波動に関しての基礎から特殊相対性理論、一般相対性理論の概念、及びその理論の応用に至るまで丁寧書かれている。 また概念だけを言葉で説明するだけでなく、テンソルおよびその他の難解な数学、また一般相対論の難しい計算も懇切丁寧に解説してある。 式の省略も少ない。 相対論の勉強のスタートとしてこの本を読むことをオススメする。2014/02/04
KimuraShinichi
0
語り口がやさしくたのしい。式変形はそれでも面倒ではある。項別に色分けするとかしてあると直感的に追いかけられていいんじゃないだろうかと思った。途中の式のフォントサイズを小さめにしてもいいかも。2009/05/29
-
- 和書
- 新遺伝子操作の基礎技術