出版社内容情報
《内容》 生き物のからだと働きは,遺伝子が転写・翻訳されてできるタンパク質によって維持されています.タンパク質は細胞のなかに複雑なネットワークを形成し,環境に応じてダイナミックに変動します.さまざまなモデル生物のゲノムシークエンスが解明されるのに伴い,このタンパク質ネットワークのダイナミズムを遺伝子のネットワーク,すなわちゲノム機能として調べるアプローチが始められています.本書は,ゲノム機能という新しい考え方を解説し,解析の方法と最先端の技術をまとめました. 《目次》 第1章 発現プロファイル,トランスクリプトーム発現プロファイル解析技術発現プロファイルとトランスクリプトーム枯草菌のトランスクリプトーム解析大腸菌のトランスクリプトーム解析第2章 多細胞生物系の発現プロファイル研究発生と発現プロファイルヒト癌の遺伝子発現プロファイル解析の現況と展望in situ ハイブリダイゼーションによる発現地図第3章 情報の解析マイクロアレイデータの解析医学知識を機械に伝える-BOBプロジェクトトランスクリプトームを支配する法則
内容説明
本書では、遺伝子プロファイルの収集、どんな遺伝子が、いつ、どこで、どれだけ働いているかというデータを集め、成長や病気、あるいは薬剤投与などによってそのプロファイルがどう変動するかを調べてデータベース化する。トランスクリプトームを論ずる。
目次
第1章 発現プロファイル、トランスクリプトーム(発現プロファイル解析技術;発現プロファイルとトランスクリプトーム;枯草菌のトランスクリプトーム解析;大腸菌のトランスクリプトーム解析)
第2章 多細胞生物系の発現プロファイル研究(発生と発現プロファイル;ヒト癌の遺伝子発現プロファイル解析の現況と展望;in situハイブリダイゼーションによる発現地図)
第3章 情報の解析(マイクロアレイデータの解析;医学知識を機械に伝える―BOBプロジェクト;トランスクリプトームを支配する法則)