• ポイントキャンペーン

総合健診ハンドブック (2版2刷増補)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 446p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784498012097
  • NDC分類 492.1
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 健診、人間ドックに携わるスタッフのために必要な知識を具体的に、わかりやすくまとめたテキスト。復習問題をつけ、理解の助けをはかった。    

《目次》
目次
生活習慣病と健康日本21 〈高久史麿〉 1
 1.健康日本21計画  2
 2.たばこ  3
 3.アルコール  6
 4.栄養・食生活  7
 5.身体活動・運動  9
 6.生活習慣病と健康寿命  9
 7.おわりに  10
1.生活習慣病の予防  15
 1.健診概論  〈田村政紀〉 16
  A.健診・人間ドックの歴史  16
  B.健診・人間ドックが必要な理由  18
  C.生活習慣病への取り組み  19
  D.良い健診・人間ドックとは  19
  E.優良総合健診施設とは  20
  F.健診成績の判定は個人の継続データによって行う  21
 2.生活習慣改善指導  〈堀 三郎〉 23
  A.行動変容に関する理論的基礎  23
  B.コンサルテーションの実践  25
  C.総合健診・人間ドックにおける実際の運用  26
 3.酒  〈森 朱夏 堀江義則 石井裕正〉 28
  A.アルコール性肝障害─脂肪肝から肝硬変まで  28
  B.アルコール性脳神経障害─急性アルコール中毒,知能低下,脳萎縮  32
  C.アルコール性食道・胃腸障害─食道静脈瘤破裂,
     マロリー ワイス症候群,びらん性胃炎  33
  D.アルコール性膵炎  33
  E.アルコール性代謝障害-糖尿病,高脂血症,痛風  34
  F.アルコール性循環器障害-高血圧,アルコール性心筋症,不整脈  35
  G.アルコールと悪性腫瘍-肝臓癌,食道癌,咽頭癌,
     喉頭癌,胃癌,大腸癌,乳癌,肺癌  36
  H.アルコールと性機能-インポテンツ,生理不順  37
 4.タバコ  〈五島雄一郎〉 39
  A.タバコの健康影響  39
  B.受動喫煙  41
  C.ニコチン嗜癖  42
  D.禁煙の指導・支援  42
  E.ニコチン置換療法(NRT)  43
 5.ストレス  〈大野 裕〉 45
  A.ストレス因子: ユーストレスとディストレス  45
  B.ストレス反応の個人差  46
  C.ストレス反応  47
  D.ストレス対処の基本  48
 6.運動  〈勝川史憲〉 49
  A.メディカルチェック  49
  B.トラディショナルな運動指針  49
  C.新しい身体活動指針  52
  D.運動指針の実践にあたって  52
  E.レジスタンス運動(筋力トレーニング)  53
 7.がん予防のための生活習慣改善指導  〈津金昌一郎〉 56
  A.科学的証拠に基づくがん予防  56
  B.がんの原因  58
  C.生活習慣とがん発生との関連についてのエビデンス  59
  D.生活習慣指導によるがん予防  62
  E.がん予防のための生活習慣指導のまとめ  63
2.健康所見の読み方と対応  65
 1.肥満・やせの評価 フォローの仕方  〈和田高士〉 66
  A.肥満  66
  B.低体重  72
 2.高血圧と低血圧の評価と対応  〈猿田享男〉 74
  A.健診時における血圧の測定法  74
  B.血圧の測定値の評価と対応  75
 3.心電図異常と対応  〈山根禎一〉 79
  A.Normal variant  79
  B.ST‐T変化  80
  C.左室肥大  82
  D.不整脈  82
 4.負荷心電図,心エコー,その他  〈高橋敦彦 久代登志男〉 86
  A.負荷心電図  86
  B.ホルター心電図  90
  C.心エコー(心臓超音波検査)  90
  D.その他の検査  93
 5.血液検査  〈小川哲平〉 96
  A.赤血球数(RBC),ヘモグロビン量(Hb),ヘマトクリット(Ht)   96
  B.白血球  98
  C.血小板  99
  D.赤血球沈降速度(赤沈)  100
  E.CRP(C反応性蛋白)  101
 6.高脂血症  〈中村治雄〉 102
  A.判定基準の原則と応用  102
  B.生活指導・経過観察のポイント  104
 7.動脈硬化検査  〈中村治雄〉 108
  A.頸動脈エコー  108
  B.脈波速度  109
  C.眼底検査  110
 8.糖代謝異常と対応  〈河盛隆造〉 112
  A.糖尿病の診断基準  113
  B.糖のながれを考えよう  115
  C.グリコヘモグロビンとグリコアルブミンの差異  118
  D.いつまでも軽症でいるために─早期からの厳格な血糖コントロールの重要性  120
  E.2型糖尿病の治療方針  121
 9.尿酸値の異常と対応  〈大野岩男 細谷龍男〉 124
  A.高尿酸血症,低尿酸血症の定義  124
  B.血清尿酸値と心血管障害  125
  C.高尿酸血症に対する対策  126
 10.肝機能異常と対応  〈板倉 勝〉 131
  A.肝疾患スクリーニングとしての検査の分類  131
  B.疾患・病態からみた健診所見と対応  132
 11.電解質異常と対応  〈遠藤正之〉 136
  A.ナトリウム濃度の異常  136
  B.カリウム濃度の異常  138
  C.カルシウム・リン濃度の異常  140
 12.尿所見の異常と対応  〈田内一民〉 143
  A.健診での異常出現率  143
  B.健診での検査項目と結果の解釈  144
  C.健診の問題点  149
  D.対応  152
 13.肺機能の異常と対応  〈桑平一郎〉 155
  A.スパイロメトリーで測定される基本的肺気量  155
  B.フローボリューム曲線の生理学的意義と病態  156
  C.換気障害の分類と異常値への対応  158
  D.喫煙の肺機能への影響  160
 14.腹部超音波検査  〈桑島 章〉 161
  A.膵と脾  161
  B.尿路と後腹膜  163
 15.腹部超音波検査異常と対応(肝,胆を中心に)  〈内原正勝〉 169
  A.健診における腹部超音波検査の意義  169
  B.腹部超音波検査所見と事後指導  169
  C.健診で比較的遭遇しやすい肝・胆道疾患の診断上のポイント  171
 16.便潜血反応陽性と対応  〈清島啓治郎〉 176
  A.勧めたい検査法と結果の読み方  176
  B.課題は二次検査受検率  177
  C.新しい精査適応決定法  177
  D.連続性重視の精査適応決定法  178
  E.適応決定法考案の背景-1  179
  F.適応決定法考案の背景-2  179
  G.便潜血を通してみえているもの  180
  H.便潜血への向き合い方  180
  I.痔疾と便潜血検査  181
 17.上部消化管検査  〈岩崎政明〉 182
  A.健診における上部消化管検査と対象疾患  182
  B.X線検査  182
  C.内視鏡検査  185
  D.ペプシノーゲン法  186
 18.胸部X線写真・胸部CT検査異常とその対応  〈江口研二〉 188
  A.肺癌の位置づけ  188
  B.肺癌のリスク因子と注意すべき症状  188
  C.胸部X線写真と胸部CT像  189
  D.血清腫瘍マーカー  191
  E.異常時の精査のポイント  191
  F.低線量CTによる検診  193
 19.乳房健診  〈田島知郎〉 195
  A.乳房健診の目標  195
  B.乳癌検診の実績  195
  C.乳房健診の着眼点  196
  D.乳房健診の問題点と対策  197
  E.乳房健診の展望  199
 20.脳ドック  〈高橋若生 篠原幸人〉 200
  A.脳ドックでみつかる主な疾患  200
  B.脳ドックでみつかる脳疾患に対する対応  204
 21.骨密度検査の異常と対応  〈萎沢利行〉 207
  A.骨粗鬆症検診・診断に必要な項目  207
  B.骨密度検査の異常と対応  210
  C.骨粗鬆症による骨折と骨折予防について  213
 22.婦人科検診  〈長谷川壽彦〉 215
  A.婦人科検診の範囲  215
  B.婦人科腫瘍検診  215
 23.眼科検診  〈小口芳久〉 221
  A.視力検査  221
  B.眼圧検査  223
  C.眼底  224
 24.耳鼻科健診(難聴,耳鳴)  〈小川 郁〉 228
  A.選別聴力検査  228
  B.純音聴力検査  231
  C.難聴と耳鳴  232
 25.ウイルス肝炎検査  〈西崎泰弘〉 234
  A.検診・人間ドックにおける肝炎ウイルス検査とは  234
  B.肝炎ウイルス検査陽性時の着眼点  234
  C.B型肝炎ウイルスについて  236
  D.C型肝炎ウイルスについて  237
 26.ヘリコバクターピロリ菌検査  〈西崎泰弘〉 239
  A.検診・人間ドックにおけるヘリコバクターピロリ菌検査の意義  239
  B.ヘリコバクターピロリ菌の検出方法と着眼点  241
  C.H.pylori陽性時の対策  243
 27.腫瘍マーカー異常と対応  〈宮地勇人〉 245
  A.検診項目としての腫瘍マーカー検査  245
  B.検査所見の解釈と対応  247
 28.PET検診  〈那須政司 安田聖栄〉 252
  A.PET検査とは  252
  B.PETによる検診  252
  C.PET検査の流れ  257
  D.PET核種の被曝と18FDGの代謝  258
  E.画像処理と読影  258
 29.総合健診における判定基準  〈菅沼源二〉 260
  A.正常値とは  260
  B.健康について  260
  C.生体情報としての臨床検査の測定値とは  261
  D.基準値とは  262
  E.総合的判定基準  263
 30.健診時の薬剤服用の注意-薬剤による検査値への影響-  〈柴田徹一〉 265
  A.検査項目の選択とその測定法における直接(化学)反応と
     間接(生物)反応の違い  265
  B.「逆引き表」:常用薬による検査値の上下変動をみる  270
 31.健康危険度予測  〈須賀万智 吉田勝美〉 279
  A.健康危険度予測  279
  B.健康診断現場におけるHRAシステムの利用  280
  C.HRAシステムから期待される効果  283
 32.健診データの信頼性と精度管理  〈巽 典之〉 285
  A.優良施設認定/更新基準(検体検査に関わる部分)  286
  B.外部精度管理調査管理成績の見方  286
  C.健康診査実施指針  290
3.サプリメントと食品添加物  293
 1.サプリメントの基礎知識  〈槇 孝雄〉 294
  A.サプリメント利用の現状  294
  B.「食品」と「医薬品」  294
  C.サプリメントの範囲  295
  D.その他のサプリメント  301
  E.サプリメントの品質と安全  301
  F.サプリメントの選択と利用  301
  G.医薬品との相互作用  303
  H.サプリメントの今後  304
 2.食品添加物の基礎知識  〈槇 孝雄〉 306
  A.添加物の定義  306
  B.添加物の範囲と指定  306
  C.添加物の規格および基準  309
  D.食品添加物の安全性評価  310
  E.食品添加物の摂取状況  312
4.総合健診に必要な関連法規  315
 総合健診に必要な関連法規  〈吉田勝美〉 316
  A.はじめに  316
  B.老人保健法  317
  C.産業保健  318
  D.健診と個人情報保護  321
  E.健診機関の医師として  323
復習問題  325
索引  393

目次

生活習慣病と健康日本21
1 生活習慣病の予防(健診概論;生活習慣改善指導 ほか)
2 健診所見の読み方と対応(肥満・やせの評価フォローの仕方;高血圧と低血圧の評価と対応 ほか)
3 サプリメントと食品添加物(サプリメントの基礎知識;食品添加物の基礎知識)
4 総合健診に必要な関連法規

著者等紹介

日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
聖路加国際病院理事長

小川哲平[オガワテツヘイ]
慶友会城東病院院長

猿田享男[サルタタカオ]
慶応義塾大学教授

田村政紀[タムラマサキ]
PL東京健康管理センター所長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。