極限環境の生命―生物のすみかのひろがり

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  • サイズ B6判/ページ数 353,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784431711049
  • NDC分類 460
  • Cコード C3045

内容説明

なぜ、ペンギンが凍えないのか?なぜ、ラクダは砂漠でバテないのか?なぜ、カニが高圧の深海底で生きられるのか?なぜ、150℃の高温で細菌は生きられるのか?生の営みに限界はあるのか?本書は専門的な知識を持たない人たち、願わくは生物学や科学一般についての知識がほとんどない読者にも理解できるように書かれている。本文の中でも必要に応じて説明を試みたが、聞きなれない用語については巻末に索引も設けた。

目次

第1章 極限生命
第2章 それでもいとしの我が家
第3章 水のない生命
第4章 高温クラブ
第5章 低温のエピソード
第6章 まだまだある極限条件
第7章 これも生命だというのか!
第8章 極限生物学へのひとつの考察

著者等紹介

ワートン,D.A.[ワートン,D.A.][Wharton,David A.]
ニュージーランドにあるオタゴ大学の上席講師として、主に動物の驚異的な生存能力に焦点を当てた研究を行っている。ワートンの極限環境への興味は、南極への調査や英国王立協会の客員研究員としてケンブリッジにある英国南極研究所で過ごした1年間によってさらに深まった。1997年には、その科学への貢献を認められ、ブリストル大学から科学博士号を授与された。また自然史の映画製作における光学および電子顕微鏡使用の専門家でもあり、オタゴ大学がニュージーランド自然史協会と協力して行った「自然史映画製作ならびにコミュニケーション」コースでは主任指導官を務めた

掘越弘毅[ホリコシコウキ]
1963年東京大学大学院博士課程修了(農学博士)。1974‐1991年理化学研究所主任研究員。1984‐1990年新技術開発事業団特殊環境微生物プロジェクト総括責任者。1988年東京工業大学生命理工学部教授。1993年東京工業大学名誉教授、東洋大学工学部教授。1987年紫綬褒章。1991年英国国際バイオテクノロジー協会ゴールドメダル。1992年本田賞。「好アルカリ微生物について」など著書多数。特許約250件。国際極限環境生物学会(International Society for Extremophiles:ISE)会長

浜本哲郎[ハマモトテツオ]
1985年東京大学大学院博士課程修了(農学博士)。1985‐1994年理化学研究所研究員。この間ミシガン州立大学客員研究員、カリフォルニア大学客員研究員、海洋科学技術センター研究員(非常勤)。1995年米国大使館環境・科学・技術部門補佐。1998年米国大使館農務部スペシャリスト
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