出版社内容情報
社会科学とは、社会現象を研究対象とするそれぞれの科学を総括する範疇であると同時に、社会現象を研究対象とするそれぞれの「学」が科学であることを明示する範疇でもある。
階級的観点の立場から、科学としての「学」を究明し続け、社会現象を認識しようとする著者が、自然科学と社会科学との関係(第1章)、史的唯物論(第2章)、意識(第3章)、階級(第4葦)、国家(第5章)、法(第6葦)、社会主義(第7章)、そして自由(第8葦)といった、さまざまな社会科学の「世界」を明らかにする。
内容説明
社会科学の神髄は、社会現象が織りなす複雑な「世界」を、科学的に解明することにある。科学としての学問のあり方を捉え直すための、社会科学探究の書。
目次
第1章 自然と人間社会
第2章 史的唯物論の「世界」
第3章 意識の「世界」
第4章 階級の「世界」
第5章 国家の原理的「世界」
第6章 法の「世界」
第7章 社会主義の「世界」
第8章 自由の「世界」