内容説明
脳死、臓器移植、妊娠中絶、体外受精、安楽死、障害嬰児…。人びとの願いの真のありかをもとめて哲学者3人が火花をちらす異色の本。
目次
いのちを決める(善意の彼岸;自由の条件;妊娠中絶から考える;交流を求める人間)
討論 生命倫理を語るための条件とは
いのちを育む(現代社会のなかの家族;子どもがほしい;「血」は親子の証か)
討論 だれもが子どもをほしいか
いのちを守る(「安楽死」は「本人のため」か;優生思想はどこに;人間性を求める営み)
討論(庶民と優生思想、そして天下国家;脳死 臓器移植の背景にあるもの)