• ポイントキャンペーン

文春文庫
プロジェクトX リーダーたちの言葉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167656997
  • NDC分類 502.1
  • Cコード C0195

内容説明

日本の繁栄の陰には無名の日本人たちの血と汗と涙のドラマがあった。『青函トンネル』『瀬戸大橋』『黒四ダム』『三原山噴火』『東京タワー』『VHSビデオ』etc.戦後の日本の繁栄を作り上げた様々なプロジェクトのリーダーたちが語った珠玉の言葉を厳選。

目次

青函トンネル・24年の大工事―友の死を越えて
名社長と闘った若手技術者たち―世界を驚かせた一台の車
富士山頂・男たちは命をかけた―巨大台風から日本を守れ
世紀の難工事に挑む―男たち不屈のドラマ瀬戸大橋
天才外科医の秘めた決意―奇跡の心臓手術に挑む
伏見工業ラグビー部・日本一への挑戦―ツッパリ生徒と泣き虫先生
トランジスタラジオ・営業マンの闘い―町工場世界へ翔ぶ
断崖絶壁の輸送作戦―厳冬黒四ダムに挑む
夢のエンジン・廃墟からの誕生―ロータリー47士の闘い
三原山噴火・13時間のドラマ―全島一万人史上最大の脱出作戦〔ほか〕

著者等紹介

今井彰[イマイアキラ]
1980年NHK入局。教養番組部ディレクター、チーフプロデューサーなどを経て、現在NHK社会情報番組部チーフプロデューサー。無名の日本人の闘いを伝え、日本中に大ブームを巻き起こした『プロジェクトX~挑戦者たち~』(2000年3月放送開始)のチーフプロデューサーをつとめる。同番組は菊池寛賞、橋田賞、ATP特別賞など数々の賞を受賞している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

81
”プロジェクトX”で人気を博した話から、主人公が語った熱い言葉を一冊に求めた書。”青函トンネル””ホンダVCCエンジン””富士山レーダー””瀬戸大橋””バチスタ手術””伏見工業高校ラグビー部””ソニー・ウォークマン””黒四ダム””マツダ・ロータリー・エンジン””三原山噴火からの脱出””南極越冬隊””YS-11の開発””襟裳岬の緑化””薬師寺金堂再建””ビクター・VHSビデオ開発””ホテル・ニュージャパン火災の消防士たち””シドニー五輪女子ソフトバール””東京タワー建設”で編まれ、どの話も昭和を語る物語だ。2016/04/24

booklight

30
2001年発行。18人のリーダーの言葉。TVがあっての本で、人数も多く、まとめ方もうまくいっていないのが、素材の魅力が強い。西岡棟梁の薬師寺の仕事では、若い大工を集めての再建とは知らなかった。仕事だけでなく、人を見る目も深い。「木の癖組は人組みなり。人組は人の癖組なり」。ソフトボールの宇津木監督は、偶然優秀な選手が集まったわけでなく、宇津木監督だけでも素晴らしく、市井にはこんな人もいるんだなと、あらためて思う。代表監督中、食事もとらず、部屋の電気もつけず、黙って座っているって、旦那さんも大変。2019/07/21

佐島楓

27
戦後の日本がどういう方たちによって切り開かれ、支えられてきたか。それをきちんと若い世代が認識し、継承していかなければ、この方たちの苦労も無駄になってしまう。また、人としてどう生きたいか、生きるべきか、人生において何をなすことができるか、考えさせられた。2014/04/19

あきあかね

24
 NHKの『プロジェクトX』に登場した18人の現場のリーダー達の言葉。どんなに困難でも、必ず道は開けると信じ、ひたむきに努力をした人間の言葉は、真っ直ぐで重い。 殉職した仲間との約束を胸に、四半世紀に及ぶ青函トンネル工事の現場を率いた大谷豊二、末期の病床の妻の看病をしつつ、世紀の大工事である瀬戸大橋の建設に挑んだ杉田秀夫。 本書のどのリーダーの言葉にも共通するのは、偉業を誇るのではない、謙虚さである。普通の人が、一つのことに打ち込み続けることで、いつしか普通ではない地平に辿り着く。⇒2020/10/01

山口透析鉄

19
この元ネタになったTV番組、評判になってから視聴していました。なまじ非常に人気が出て、毎週ではさすがに途中から苦しくなったのか、ゲストを変えての再放送がかなり多かったですが、当事者の率直な話を聞けるのは良かったですね。 NHK出版から出た単行本も結構、読みましたよ。割と純粋に、勉強になったというか。 当時の番組HPトップには黒部第四ダムの現場監督をされていた間組の中村精(くわし)氏が未だ日本最大のダムの麓に立っている写真が載っていました。 巨大プロジェクト自体は興味深かったですね。2001/11/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/404866
  • ご注意事項