内容説明
贋作化石に刻まれた進化学の魅力ここにあり。グールド得意の蘊蓄を織り交ぜて、深遠な科学の世界に読者をいざなう大人気科学エッセイ最新刊。
目次
第1部 古生物学誕生にまつわる逸話―化石の正体と地球の歴史(マラケシュの贋化石;山猫の眼光をも出し抜いた自然;陰門石はいかにして腕足動物になりしか)
第2部 創造の現在―三人の偉大なフランス人科学者は革命の時代にいかにして自然史学を確立したか(発明された博物学の文体;ラヴォアジエの図版は語る;パリで育つ樹木―ラマルクによる蠕虫の区分と自然の再生)
第3部 ダーウィンの世紀と現代―ヴィクトリア朝英国の四大ナチュラリストに学ぶ教訓(ライエルの知恵の柱)
著者等紹介
グールド,スティーヴン・ジェイ[グールド,スティーヴンジェイ][Gould,Stephen Jay]
1941年米国ニューヨーク市生まれ、2002年死去。ハーヴァード大学教授として、長年にわたって古生物学、進化生物学の研究に従事する一方、『ダーウィン以来』以降の一連のエッセイ集や、『ワンダフル・ライフ』『フルハウス―生命の全容』など、ポピュラーサイエンス書を数多く著し、世界中でファンを獲得している
渡辺政隆[ワタナベマサタカ]
1955年生まれ。サイエンスライター、文部科学省科学技術政策研究所上席研究官、和歌山大学客員教授、早稲田大学非常勤講師(進化学)などを兼務。専門は進化生物学、科学史、科学コミュニケーション。第4回日本進化学会教育啓蒙賞受賞(2004年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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塩崎ツトム
pushuca
YJ
きざはし
kazuyasi