出版社内容情報
日本の代表的湖沼において出現する藍藻の水の華――アオコについて,その毒素をめぐる最近の研究成果を中心にまとめたもの.環境科学をはじめさまざまな領域からのアプローチにより,分類・生態から毒素の化学構造・生理作用・構造活性などを明らかにする.
目次
第1章 アオコの生物学と生態学
第2章 水の華をつくる藍藻
第3章 有毒藍藻の出現
第4章 Microcystis属とミクロシスチン
第5章 有毒藍藻の培養
第6章 毒素の化学と分析
第7章 ミクロシスチンの急性毒性
第8章 藍藻毒の毒性発現
第9章 毒素の発がんプロモーション活性
第10章 藍藻が生産する生理活性物質