内容説明
近代の終焉は近い。人々は今、ポスト・モダンの世界像を探し求めている。が意外にもそれは私たちの足許に既にある。超近代の基本的な論理は多文明の共存であるべきである。「人々が共通の世界観を共有する」ような地理的な範囲、すなわち「世界単位」が、それぞれに個性的に生きていく、そのような地球世界が求められるべきである。本書には「地域哲学」と「生態論理」の考え方に裏打ちされた二四の「世界単位」が提唱されている。
目次
序章 多文明認識の視座
第1章 足で見つけた「世界単位」
第2章 「世界単位」としての日本
第3章 頭で考えた「世界単位」
第4章 ヨーロッパ
第5章 「世界単位」をどう生かすのか
終章 「世界単位」に生きる