内容説明
聖書とはどんな書物なのか―人類の一大古典の形成過程を古代交易史、各国政治・外交史、文化史や地理等、あらゆる角度から解き明かす。魂の読み物としての聖書を味わい、その精神世界を“旅する”ための、日本で初めての一般向け本格手引書。知的刺激に満ちたシリーズ第一巻。
目次
プロローグ―破けたサンダル
聖書を読む前に
聖書の源泉・神のことば
忘れな草
「御名はなに？」・出エジプト記
ヒクソスその他・理解のために
過越える夜
集り形成
ＭＮ・アダマ―創世記を読む前に
「はじめに」〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
79
聖書をあらゆる角度から解き明かしていくのが興味深かったです。主に古代史からの聖書の流れと旧約聖書の読み解きが論じられていました。それはまさに旅をしているような感覚。聖書の本質に迫る手引書として、精神世界を味わうために書かれた本著は、聖書に対する知的好奇心を煽ります。壮大なスケールで聖書の世界を描いたシリーズということなので、続けて読んでいきたいと思いました。2017/01/03
