内容説明
嵐と颪とはどう違う?紅と朱と茜では?日本語の微妙なニュアンスに分け入り、味わい、失語症時代の言語生活を、ブラッシュアップする。
目次
1 人間・社会(兄弟;妻;親;主;私;世;国;家;部屋;窓)
2 身体・感覚(顔;目;頭;身;手足;姿;音;色;匂い;味)
3 天地・自然(風;雨;靄;山;海;水;火;花;獣;鳥;虫;魚)
4 時間・位置(闇;光;日月;昼夜;朝夕;方位;序列;部分)
5 思考・人生(数;言葉;祭;業;旅;縁;命;夢)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FK
4
5月に読んだ『日本語をみがく小辞典<形容詞・副詞篇>』に続いて読了。毎日一項目ずつゆっくり読んできた。それこそ味わいながら。いくつも新知見というか、思い違いがあった。その極端な恥ずかしい例としては「燈台下暗し」(とうだいもとくらし)がある(P.149)。「燈台」を海岸にあるあの灯台だと思っていたのだ。もちろんそこの灯台でも、その下は暗いだろうが。しかしここでの「燈台」はいにしえの屋内の照明用の「燭台」(しょくだい)のことであった。高坏状で油皿の位置が高いので、その下は暗いということなのだ。2020/09/23
いおむ
3
再読。結構勉強になります。2017/03/17
Masa
1
これらの言葉を自由に扱うことができると、それだけで生活がぐっと豊かになるように思います。巧く物事を表現できていないな、と思う事は常日頃から多いと感じています。日本語を磨くのには、どのようにすれば良いのだろう。2020/10/28
とりぞう
1
20年ほど前に読んでずっと本棚にしまい込んであった。このたびPDF化してiPadに取り込んだので再読。2010/07/01
AiN
0
◆2010/12/28