出版社内容情報
科学に代表される〈近代の知〉は大きな成果を生んだ.しかし今日,その限界も指摘されはじめている.人間存在の多面的な現実に即した〈臨床の知〉が構築されねばならない.著者の積年の思索の結実である本書は,人間の知のあり方に新たな展望を開き,脳死や臓器移植などの医学的臨床の問題にたいしても明快な視点を提供する.
内容説明
科学に代表される“近代の知”は大きな成果を生んだ。しかし今日、その限界も指摘されはじめている。人間存在の多面的な現実に即した“臨床の知”が構築されねばならない。著者の積年の思索の結実である本書は、人間の知のあり方に新たな展望を開き、脳死や臓器移植などの医学的臨床の問題にたいしても明快な視点を提供する。
目次
1 “科学”とはなんだったのか
2 経験と技術=アート
3 臨床の知への道
4 臨床の知の発見
5 医療と臨床の知
6 生命倫理と臨床の知
著者等紹介
中村雄二郎[ナカムラユウジロウ]
1925年、東京に生まれる。1950年、東京大学文学部卒業。哲学者・明治大学名誉教授
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