岩波新書<br> ごみとリサイクル

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岩波新書
ごみとリサイクル

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  • サイズ 新書判/ページ数 247p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784004301493
  • NDC分類 518.52
  • Cコード C0236

出版社内容情報

清掃工場でも焼却しきれない.埋立地も残り少ない.それでもなお増え続ける廃棄物∥ごみ.このまま二一世紀の都市は,ごみに埋もれてしまうのか――.ごみ問題の第一人者が,自治体や市民グループのさまざまな試みを最新のデータとともに紹介し,打開策を鮮明に描き出す.ごみ減量の戦略とリサイクル社会への道を考える上で必読の一冊.

内容説明

清掃工場でも焼却しきれない。埋立地も残り少ない。それでもなお増え続ける廃棄物=ごみ。このまま二一世紀の都市は、ごみに埋もれてしまうのか―。ごみ問題の第一人者が、自治体や市民グループのさまざまな試みを最新のデータとともに紹介し、打開策を鮮明に描き出す。ごみ減量の戦略とリサイクル社会への道を考える上で必読の一冊。

目次

序章 再燃するごみ問題
第1章 ごみ処理の歴史をみる
第2章 ごみはなぜ増えるのか
第3章 ごみは減らせるか
第4章 大都市にリサイクルシステムをつくる
第5章 ごみ問題と住民、そして企業
第6章 廃棄物ゼロ成長を求めて

著者等紹介

寄本勝美[ヨリモトカツミ]
1940年和歌山県に生まれる。1964年早稲田大学第一政治経済学部卒業。現在、早稲田大学政治経済学部教授。専攻は行政学・地方自治論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

14
ごみ問題についての考察。歴史的なこと、江戸時代「芥改役」なる役職があったことなど、面白かった。この頃(1990年刊行)より、分別も細分化され、リサイクルが可能な資源も増えているかとは思う。廃品やごみを「正しい場所に戻す」のがリサイクル。だからこそ、回収してくださる方々に感謝し、自分たちの意識も高めねばならないと思う。2013/09/01

jiangkou

4
先生の本です。ゴミって意外と奥深い。2015/11/29

寝落ち6段

3
もう20年ぐらい前の本。江戸時代からの日本人のごみとリサイクルの関係をわかりやすく著している。執筆当時のごみ問題と今後の展望。たしかに最近は何でもかんでもリサイクル、リサイクルというが、リサイクルしにくいものを作っておいて、リサイクルしなければ、というのは何とも本末転倒な感じで。江戸時代とは比較にならないほど、現代の日本はリサイクルしにくい社会に変貌したんだと実感。2013/07/10

earlgray

0
古本として購入。この本の発行が1991年。それから25年の間に、ゴミとリサイクルの意識はだいぶ変わったと思う。洗剤の詰め替えは、当時はほぼなかったはず(今は、今で詰め替えの方が高いという問題もあるけど)。

taming_sfc

0
寄本勝美先生による1990年の著作。ごみ処理の歴史から紐解き、ごみが増えるメカニズムを企業によるマーケット戦略・事業戦略におく。その上で、本来企業がまかなうべきごみ処理に関わるコストが、消費者を通じて自治体へと転嫁されているという卓見を披露する。また、最終的にごみ処理を、廃棄物ゼロ社会の構築の入り口に見立て、リサイクル社会・廃棄物ゼロ社会を提言する。こんにちゼロ・エミッションなどの議論があるが、90年代当時からこのような見識が提示されていたことに敬意を表する、日本における代表的なごみ問題に関する著作。2011/03/14

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