極北の大地の深い夏―イヌイットのことづて

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  • サイズ B6判/ページ数 190,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000225403
  • NDC分類 389.51
  • Cコード C0095

内容説明

犬の伝染病の流行、捕鯨の禁止、アザラシ市場の消滅…20世紀に入って、立て続けに生活を直撃されたイヌイットは、今また地球温暖化により、その狩猟生活を脅かされている。地球の一画、極北という苛酷な環境で、自然と一体化し、千年にもおよぶ独自の文化を育んできた彼らの慎ましやかな暮らしぶりは、私たちに、何を語りかけるのか。イヌイット・アートも多数収録。

目次

第1章 フィヨルドのほとりにて(トランプの女;岩と氷雪の村 ほか)
第2章 海氷原の狩人―一日目~一三日目(イヌイット環極地会議委員の意見;狩猟協会会長の意見)
第3章 家族で狩猟キャンプ(クジラの海;カリブーの湖 一日目~一〇日目)
終章 青年の行方(その消息;慢性的な生活苦 ほか)

著者等紹介

宮崎明子[ミヤザキアキコ]
1936年東京生まれ。国際基督教大学(ICU)卒。新理研映画で、記録映画・PR映画の演出助手、ニュース映画記者。1963年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に入社。教育番組、ドキュメンタリー番組などのディレクター、プロデューサーをつとめる。1993年退社後、フリーディレクター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カネコ

4
2015/10/17

Y.Yokota

2
テレビ局のディレクターであった著者が、撮影のためイヌイットのもとを訪れた際に記録していたメモから、本書が生まれたとのこと。そのせいか少々断片的な文章であるが、かえってアザラシ猟を行ってアザラシ肉をいただくところなどは、生々しい迫力を感じた。イヌイット・アートもたくさん掲載されているのが見所です。2020/11/17

パセリセパ

1
極寒の中、あざらしの肉をよく噛んで食べるうちに体が温まってくるという。そして内臓が丁度良い満腹感を感じるという。生きるために食べるということ。道楽として食事を楽しむ都市生活者には味わえない充足感だろうな。狩猟生活民の宗教観、世界観は興味深い。アイヌに似てるところがある。2012/01/08

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