- ホーム
- > 和書
- > 教育
- > 教育問題
- > いじめ・非行・不登校・引きこもり
出版社内容情報
現代社会で,青年は大人になろうとして,しばしば自殺・家庭内暴力など,心身に深い傷を負います.著者は,カウンセラーとしての臨床体験をもとに,青年が直面している諸問題を考えます.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なかたにか
2
大人になるためのイニシエーションがないことが問題。現代ではひとつのイデオロギーに頼る単層的な世界観をもつことができない。大きな物語ってやつかなぁ?そうではなく、重曹的でダイナミックな世界観を持たねばならない。まさに「観」というに相応しい、全体を見渡したヴィジョンを持たねばならない。こういった世界観を構築していく過程が大人になること。世界観、哲学ですか?(哲学のすすめのはず)マジで大変すぎる!肯定する訳ではないですが、こんなに大変なら引きこもりもするさなんて思う。オウム後で宗教にも頼れない日本ならなおさら。2014/05/22